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大麦収量増加へ 土壌水分を調査

2025年06月23日


6月2日、石川県立大学は農事組合法人高峰ファーム、県央農林総合事務所の協力の下、かほく市気屋で大麦の坪刈り調査を行いました。

同大学の環境科学科では、衛星データを使った農地の排水性診断について研究しており、試験として圃場に土壌水分センサーを設置。大麦播種後から3月末まで、2ヶ所の転作田で土壌水分の測定を行いました。

今回は、土壌の排水性が大麦の品質・収量に影響するのか、データ収集と比較を行いました。センサーを設置した圃場の一部を学生3名で刈り取り、茎数や穂長を計測。平均的な収量を割り出し、排水性の良否で生育に差が出るのかを調査しました。

今後も各地で土壌水分の地上観測を行い、調査結果をもとに、衛星データを使って事前に土壌の排水性が分かるような仕組みを作っていきます。

土壌の排水性が重要な畑作物の栽培で、事前に排水性が分かれば栽培の失敗が少なくなり、生産者のリスクが減ることで経営の安定化に繋がります。また、適した圃場で栽培できるようになるため、収量増加も期待できます。

 

写真:穂長を測る学生

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